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2021年12月15日新入社員セミナーシリーズ小売業編 全10回
新入社員から3年次までに習得してプロの実務者へ
1,コンテンツ
①学生から社会人へ
②小売業の使命とは
③小売業の歴史
④すべてはお客様のために
⑤商品について
⑥売場について
⑦販促について
⑧市場調査について
⑨経営について
⑩組織と将来の自分について
2,第5回目:商品について
第1節:作品、製品、商品の違い
①作品とは
・販売の意図はなく趣味のレベルでつくられたもの
・作るコトが目的
②製品とは
・製造加工された物
・作品と違い販売の意図がある
③商品とは
・販売するために作られたり、仕入れて転売される物
・「商品価値」のある物=売れる物=換金できる物
第2節:商品の区分
①お客の購買行動による区分
・最寄り品
・買回り品
・専門品
②販売者の販売管理、組織管理上の区分
・事業部⇒デパートメント⇒ライン⇒クラス⇒アイテム⇒アイテム
例:食品事業部⇒加工食品課⇒調味料係⇒味噌⇒米味噌⇒A社B米味噌
③ポイント
・ニーズ即応のために毎年、分類体系の見直し・更新が必要
第3節:商品の品揃えのポイント
①商品のライフサイクル
・導入期、成長期、成熟期、衰退期
②商品構成グラフ:横軸に価格帯、縦軸にアイテム数、在庫数など
・あるべきグラフのカタチを決めて維持する、かつ、臨機応変に対応
・プライスゾーン、プライスライン、プライスポイント
第4節:商品分析のポイント
①ABC分析
・重点的に、かつ、効率的に管理するための分析手法
・パレートの法則
②クロスABC分析
・売上と利益の観点から商品をそれぞれ3分割に区分
・計9つのマトリックスごとに販売の強化策として活用
第5節:商品管理のポイント
①品質管理
・温度、鮮度、日付
②ロス管理
・不明ロス①:万引き、従業員不正
・不明ロス②:運営ミス(レジ、検品、棚卸し、起票など)
・管理ロス:発注ミス、予測ミスなど
・機会ロス:過少在庫で機会損失の発生=お客の迷惑
第6節:商品販売力アップのために
①商品知識の収集と接客・POPへの活用
・商品記載の殺し文句
・お客の声・つぶやき
・他店視察、生活情報誌、情報テレビ番組、取引先からの提案など
②5適の追及
・適時:ネット通販にも負けないスピード対応
・適品:健康志向など食べてみたい=買ってみたい
・適量:市場規模、適正シェア、販売量、生産量など安定供給
・適価:値頃、買いたくなる価格、価値≧売価、価格弾性値で検証
・適場:リアル店舗としてワクワク館のある楽しさ、買いやすさの追及
③商品が自己啓発の原点
・商品の売れ数、売上額を常に現状把握
・予定数量よりも売れた理由、売れなかった理由を常に分析
・次への対応につなげ、仮説・検証でスパイラルアップが成長に直結