拙著「販促カレンダー2020」より
2020年5月15日7月の販売促進のポイント
1、週別のMDポイント
第27週:7月1日から5日
涼味食品のさっぱり系のメニューにさらに関心がむく頃。梅雨明けが間近だが、
山間部でゲリラ豪雨災害の発生や台風の発生などの可能性もあり、
防災避難用グッズも提案訴求したい。
第28週:7月6日から12日
小暑のこの時季、真夏本番へ突入。民間企業でも夏季賞与が支給され、
食品ではこだわり度の高いハレ食材のデイナーニーズが高まる。さらに気温が
上昇し、雑貨関連では、入浴剤、ボデイケア・ヘアケア用の石けん類や日差し
対策のクリーム需要が上昇。
第29週:7月13日から19日
梅雨が明け消費行動に変化がある。熱中症対策、殺虫・防虫対策など夏ならでは
の買物行動が顕著になり、購入頻度がさらに高まってくる。次週、例年どおりで
あれば子どもたちが夏休みに入るのでハンバーグなど子どもニーズに対応準備。
第30週:7月20日から26日
東京オリンピックが7月24日から8月9日まで開催される予定だったが新型
コロナウイルス対策で延期となった。
本来なら家族そろってのテレビ観戦需要が高まると見込まれたが、家飲み用に
アルコール含む飲料関係、すし類、菓子類など間食ニーズ対応準備を。
第31週:7月27日から8月2日
新型コロナウイルスが収束していれば、家族連れや通人仲間とで海や山への夏の
レジャーを楽しもうという気運が高まってくる。カジュアル衣料やキャンプグッズ
なども展開。連日の猛暑で涼味食品、スパイシーメニュー、焼き鳥などの屋台
メニューを展開。
2、7月の販促アプローチとしての記念日・歳時記
①7月7日:七夕そうめんの日
②7月10日:納豆の日
③7月21日:土用の丑の日
④7月30日:梅干しの日
3、7月のオペレーション上の注意
①クレンリネス:新型コロナウイルス対策、食中毒対策
②予約販売:父の日対策
③販売管理:土用の丑の日のウナギの予約分の受け渡し管理
④サービス管理:生鮮品持ち帰り用のドライアイスや保冷剤の品切れ防止
4、7月の重点訴求アイテム
①野菜:キュウリ
②果物:モモ
③水産:イワシ干物、みりん干し
④精肉:冷しゃぶ用豚肉
⑤惣菜:酢れんこん、煮豆などの一品おかず
⑥和日配:豆腐
⑦洋日配:アイスクリーム。シャーベット
⑧グロサリー:そうめん・つゆ・たれ
⑨菓子:スパイシースナック
⑩酒類:プレミアムビール
⑪雑貨:制汗剤・殺虫剤